どもー。
きたむーです(^^)
今日はサッカーにおける「利き足」というテーマでお話を。
サッカー界にも稀にいますよね、両足遜色なく扱える選手が。
日本で言えば小野伸二さんだったり、
海外だとバルサのデンベレ選手が両利き使いとして有名ですよね。
『両利き』
この強烈なパワーワード、チート感。憧れますねー。笑
サッカーをされている方や子供たちも、利き足が上達してくれば、必ずどこかのタイミングで逆足の精度を高め直す時期が来るのではないでしょうか。
つまり、それくらい逆足を扱える事は、試合の中でプレーを助けてくれる重要な技術と言えます。
両利きはどんな選手?
では具体的に「両利き」とはサッカーにおいてどんな技術の事を言うのか。
- 逆足のキックの精度が高い
- 逆足のキックを使う頻度が高い
- ドリブルにおいて、逆足のタッチの精度が高い
- ドリブルにおいて、逆足のタッチを使う頻度が高い
ざっと、こんな感じでしょうか。
つまり、逆足の「精度」と「頻度」
これらが高ければ「両利き」といえる選手に近づくといえます。
そして、そんな「両利き」の特性を最大限に生かしている選手が
皆さんもご存知の、イタリアのセリエA・ボローニャに所属する日本代表の冨安選手です。
このプレーの中で、冨安選手がトラップ・タッチ・キックをしている足がどちらかを細かく見てみてください(^^)
(ちなみに、冨安選手の利き足はおそらく右足。分からなすぎる。笑)
自分だったら利き足に持ち替えてタッチやキックをするだろうな、という場面で
いとも簡単に反対の足を使います。
世界最高峰のリーグでそれをやっているだけでも、スゴさが分かりますよね!
両足を扱えることのメリット
冨安選手は先に挙げた「精度」と「頻度」の4点すべてを満たしていると言えます。
そしてこれらを満たすことの最大の利点が
プレーにおける「ボディバランスの維持」を助けることだと思います。
これは逆足を使うことでバランスを崩さないでプレーを継続できる、という点だけではなく、
逆にバランスを崩したり、角度的に利き足で触るのが難しい状況になった時に、
「奥の手」としてタッチ、キックプレーをするチャンスが残されている事になります!
本当の意味での両利きとは
ここで重要になるのが、逆足をどんなプレーで使っているかという事です。
こぼれ球をクリアする時や、縦に突破してクロスを上げる場合などに、逆足のキックを使う選手は多くいます。
しかし、DFに詰められた状況で利き足と同じように逆足のタッチを使ってかわしていける選手は非常に少ないと思います。
先程、逆足の精度と頻度の所でお話しましたが、冨安選手のような選手は『頻度』が特殊だという事です。
キックのように1タッチで完結する一点もののプレーで逆足を使える選手は多くいますが、ドリブルのような複数タッチにおよぶプレーになると利き足プレーに戻る選手がほとんどです。
ところが冨安選手はドリブルのタッチプレーにおいて連続的に逆足を使う事になっても、その精度を落とさずプレーできます。
それが、本当の意味で「両利き」の選手か、そうでないかの違いだというのが私の見解です。
この両利きを獲得するのは本当に難しいと思います。
ボールを持つ足が変われば、視野、ボディバランス、敵の寄せ方、すべてが変わってきます。
よく、マーカーをかわすタッチ練習をすると左右両足めっちゃキレあって上手い人ってたくさんいますが
いざ試合になると、ほとんどの人が利き足でっかちに戻っちゃいますよね^^;
つまり、コーンなどで精度を磨いたとしても、それを試合で両利きとして効果的なプレーを発揮させる事は本当に難しいのだと思います。
私自身、試合で両足を使うようになる選手とそうじゃない選手の違いは?とか
子供たちがコーン練習などで両足遜色なく扱えるのに、試合でそれが表現されなくなる要因は何なのだろうと考えておりますが
未だ答えは出ておりません、、(^^;
という訳で、今回は両利きというテーマでお話いたしましたが、当然の事ながら利き足だけで状況を打開できるスゴイ選手もたくさんいます。
冨安選手のように実戦で使えるレベルになって初めて両利きの利点が活きると思いますし、利き足、両利き関係なく、どんなプレーをするか、が一番大事ですよね!
ここら辺の話も、また利き足・両利きのテーマとして話したいと思います。
それでは、また次回に☆