どもー。
きたむーです(^^)
今日は前回の「背骨はバランサー①」の続きです。
前回、
○足を踏ん張ってバランスを取る
○体を揺らしてバランスを取る
という2つのバランスを取る方法があり、どちらも「自分の体という重りを支える仕事をしている」と言いました。
2つの方法のうち、足を踏ん張って支える方法はそのままの通り、足の力で体(体重)が倒れるのを支えます。
ではもう一つの、体を揺らしてバランスを取っている場合、どのように体を安定させているのか。
揺れる動きは『天秤やシーソー』と同じ
それは、自分の体を揺らす = 自分の体の向き・形を変えて『地面に落ちていく体と反対方向の力を作り出している』という事です。
「天秤」とか「シーソー」のイメージで捉えていいかもしれません。
例えば平均台に乗ってバランスを崩して左に傾いたとします。
足を踏ん張ることができない体は、左に傾いて倒れてくる自分の体重・重りを支えることができません。
なので、体を揺らすことで反対方向により大きな力を作って「力を釣り合わせる」所までリカバリーする事でバランスを立て直します。
この時に下半身を動かす場合もあるし、上体を動かしたり、腕を回したりする事もあるります。
ただ、すべての動作は「自分の体重の流れを、バランスをリカバリーする方向へ変える」ために行われます。
▼体(自分の体重)が左側に流れてバランスを崩す⇒ 体重が右側に流れる形を「体を揺らして姿勢を変化させる」事によって作る⇒ 左側に傾いた重りを戻し均衡状態までリカバリーする事で バランスを取る 事になります。
バランスを取るのが上手い人は「体の揺れが小さい」
たまに、平均台をスイスイ行っちゃう人いますよね(まじかよってなります笑)
平均台をスイスイ進める人は、上記で言ったバランスをリカバリーする動作の「誤差」が少ないと言えます。
バランスを取り戻すために体を揺らすわけですが、そのリカバリー動作が下手な人は、これが行き過ぎてしまいます。
つまり、左に傾いたのをリカバリーした時に、行き過ぎて今度は右に倒れてしまいます。
そうこうしてる内に、左右に大きく揺れながら平均台を進む、という事になるのです。
逆に、バランスが良い人はこのバランスをリカバリーする操作が上手いです。
バランスの揺れ幅を線で表した時に、
・バランスが良い人の軌道はゆるい曲線で、揺れ幅も小さい。
・対してバランスが悪い人の軌道は、大きく角張った波線となり、揺れ幅も大きい。
○バランスが良い人は、どれだけの力を出せば、均衡のラインを行き過ぎずにバランスがフラットの所まで戻せるか、その「力加減のセンス」が備わっているといえます。
というわけで、今回は背骨はバランサーとしての機能を果たすというお話でした。
皆さんもぜひ、足で踏ん張らずに、背骨を揺らしてバランスを取る、という事を試してみてください。
新たな発見があるかもしれません(^^)
ではまた、次回に☆