どもー。
きたむーです🙂
今回は逆足テーマの最終回です!
前回の投稿↓
という事で前回までの2回で、逆足を必要なタイミングで使う、その利点についてお話してきました。
今回は利き足ドリブルに圧倒的な精度がある選手でも、三笘選手のようにドリブルの中でとっさに逆足タッチを組み込める人と、そうでない人の違いについて、お話したいと思います。
先にお伝えしておきますが、今回は抽象的な表現が多いかもしれません😅
私としては、私が考える価値観・身体操作などの感覚の部分がフワッとでも笑、皆さんに伝われば良いかなと思っています。
よければ最後までお付き合いください😄
🔷目次🔷
前回まで、ドリブルの中で逆足タッチを組み込む話をしてきましたが、
そんな1割の逆足タッチを有効に使えるかどうかは『9割の利き足のタッチの質』で変わってきます。
ではそれはどんなタッチか、どんなドリブルか。
先に結論を伸べますと、うまいタッチ、早く正確なタッチよりも、
ボディバランスの良いタッチをしている事
というのが私の考えになります。
では、順に説明していきます。
軸足の精度
逆足①の投稿で、私は『利き足の頻度』に振り切っている人ほど、逆足のタッチはしにくいのではないかと述べました。
大前提として、利き足を扱う上手さ・精度は関係ありません。
プレーの中で、利き足のみでボールを扱う意識が強い選手、頻度が高い選手に関してです。
その理由は、利き足に偏って扱う事で、
片足を扱う身体操作に寄っていくからです。
???
いやー、フワッとし始めましたね。笑
利き足を自在に操る、速く正確に動かす、これを繰り返し身体に覚え込ませていくと、
利き足と同様に、軸足の使い方も変化します。
利き足が自在に動ける、そのための着地、足の着き方を軸足は取るようになります。
こうして『軸足』としての精度を積み重ねていく事で、利き足と大きく差が開いていく感覚があります。
それが『力感』です。
これに関して、私が最近になって気づいた事ですが、
『足をイメージ通りに扱う能力』というのは、足に込めている力感に大きく左右されるという事です。
つまり、逆足の精度が落ちるのは、利き足と同じレベルの『最適な力感』で扱えないからです。
神経や感覚が発達しているという事以上に、最適な力感が『分からない・知らない』事の方が、足の精度に影響するのだと私は考えています。
少し話が脱線しましたが、
利き足を柔らかく使ってしなやかに操作するほど、それを支える軸足は強固な安定が必要になり、力感は強まります。
軸足として強く支える力感が染み付く事で、とっさのプレーで軸足から逆足としてタッチする側に変わった時に『固いタッチ』になってしまう。
そうして固いタッチでミスをする可能性を感じると、そもそも逆足でとっさにタッチをしなくなる、という事になるのだと思います。
軸がある場所の違い
で、、、
ここでちょっと路線が変わるのですが😅
世の中にはスーパースターという例外が存在します。笑
彼らは利き足に特化しながらも、上記で述べたような軸足の『力感』が強まらないままプレーをしています。
これは私の考えでありますが、彼らは上記で伸べた軸足の精度というものは高くありません。
ですから、軸足の力感が固まっておらず、ドリブルの中でパッと逆足として使う事ができます。
タッチというのは、利き足を繊細に扱うために、軸足を、文字通り【軸】として支えにしています。
ですがトップのドリブラーといわれる選手は、ドリブルをする際に軸足を強い支えにせずタッチをしています。
なので軸足の精度も高くなく、力感も抜けているはずです。
なぜ軸足を支えにしていないかというと
それが冒頭で述べた『利き足のタッチの質』に違いがあるからです。
それは以下になります。
🟣『片側の足』を扱う身体の使い方で
【利き足のみを扱っている】
🔵『両方の足』を扱う身体の使い方で
【利き足のみを扱っている】
両者の違いは『体を支える軸がある場所』です。
🟣片側の足を扱う身体操作
=片足を扱う時に、反対の足で支える
=利き足と軸足
🔵両方の足を扱う身体操作
=片足を扱う時に、真ん中が支える
=利き足と真ん中
真ん中というと抽象的な表現ですが、
要は、頭のテッペンから骨盤までの体の中心を通るラインが『利き足を扱うために体を支える』という軸足と同じ仕事をしています。
ですので私から見れば、この身体操作をしている選手は、
利き足に特化する事も、冨安選手のような両足を使える選手にも成り得ます。
冨安選手⇒
🔵『両方の足』を扱う身体の使い方で
【両足を扱っている】
ボディバランスの差がない
片足で支える身体操作と、真ん中が支える身体操作、両者の決定的な違いは
利き足、逆足と、タッチをする足が変わった時に『支える軸』も変わるかどうか、という事です。
🟣片側の足を扱う身体操作は
右足でタッチする時は、左足が軸足に
左足でタッチする時は、右足が軸足に
それぞれ『体を支える軸』が左右の足で切り替わります。
対して
🔵両足を扱う身体操作は
左右どちらの足でタッチする時も
『体を支える軸』は変わらず、常に体の真ん中が軸の役割を果たします。
これが何を意味するかといいますと
それは真ん中を軸にすれば
【どちらの足でタッチする時も、ボディバランスに差が生じない】という事です。
先ほど軸足の精度の話をしましたが、
利き足、逆足のタッチ精度の差が生じるのは、軸足も左右で差があるからです。
この軸足の精度の差は、そのままタッチをする時のボディバランスの差となります。
皆さんも、苦手とする逆足を練習する時に、利き足とは違う感覚・違和感を感じる方もいると思います。
それはこのボディバランスが利き足を扱う時と異なるからです。
一方、バランスを真ん中に置く身体操作であれば、タッチする足が切り替わったとしても、バランスは変わらず体の真ん中のラインにあります。
ですので、特にドリブルなどスピードプレーを行う中では、体のブレを抑える大きな要素になると私自身は感じています。
たとえ、利き足のみで扱うプレイヤーだったとしても、このタイプはそもそものボディバランスを体の中心線に置いているので、
『軸足がある身体操作』よりも、はるかにボディバランスが良い状態でプレーができるというのが私の考えです。
左右の足の境界線
という事で以上、逆足タッチのテーマで語ってきましたが、いかがだったでしょうか。
(今回は逆足というより利き足がテーマになりましたが…)
逆足①②回と、逆足を使える利点をお話しましたが、逆足を使わず利き足に偏ったとしても、今回の最後に述べたバランスを真ん中に置く身体操作であれば、プレーの水準は一段高い所にいくと個人的には思います。
ただ、人によっては、利き足に偏るプレーを続ける事で、
軸足としての機能が染み付いてしまい、どんなに練習で精度を高めても、試合ではタッチ足として使えなくなってしまう、その可能性はあると思います。
では、どうすればボディバランスを真ん中に置いた身体操作ができるのか。
これは私きたむーの身体操作の中心にある考え方ですが、一番は左右という概念を無くす事が最も重要です。
利き足、軸足という概念を消し、
私は右利きだから、、
左足が苦手だから、、
という精神的な制限を消していく。
足を扱うという感覚を薄めていく事で、左右の足の『力感の差』もフラットになります。
そうして、左右の足の境界線をなくした状態で『利き足に偏ってプレーする』事で、メッシや三笘選手のような利き足の強いプレーができるようになると思います。
このバランスを真ん中に置く身体操作に関しては、今回以上にニッチで需要もないテーマだと思われますので😅
いつか、機会があれば、、笑
最後にそんな私の試行錯誤のタッチ練習(インスタ)を貼っておきますので、
よければご覧ください⚽
(最後まで読んでいただき、ありがとうございました😄)