きたむーブログ⚽

サッカーと身体操作の話☆

トラップはドリブル or キック?

どもー

きたむーです🫡

 

今回も小話を。

 

サッカーではボールを扱うスキルを

▶トラップ

▶ドリブル

▶キック

の3つに分けられる事が多いですよね。

 

皆さんも日々のトレーニングで

トラップに重きを置いたメニューだったり

ロングキックだったり

様々あるかと思いますが、基本的にこの3つに分類されていると思います。

 

私は最近、トラップはキックと同類だと思うようになりました。

もっというとドリブル(タッチ)もすべてキックの派生であるという考えです。

つまり、何が基本になるかというと「キック」です。

 

キックというのはショートパス、ロングパス、シュートなど

▶ボールスピード(威力)の強弱

▶飛距離

の調整が必要になります。

つまり「狙ったところにボールを届ける」というスキルにおいて

トラップやドリブルよりもはるかに難易度が高いです。

 

トラップもドリブルも、基本的には「自分の体の近くにどう置くか」

というスキルだと思います。

※ただし、キックは自身が主導的にボールにアプローチできるスキルであるのに対し、

トラップは難しいボールでも自分の配下に置けるようにする「受け身のスキル」です。

ドリブルにおいても自身がスピードを出している中で、相手からプレッシャーを受けている中で、その精度を出せるかというまた違った難しさがありますね。

 

ですのでキックというのは

「どうやったらボールを遠くまで飛ばせるか」

「どうやったら速いスピードでパスを出せるか」

・強いボールを

・遠くへ蹴って

・高い精度を出す

というのが、トラップやドリブルにはない固有の難しさだと思います。

 

これは私の考えですが

「長い距離で精度を出す」というのは「短い距離での精度を高める」

事にも繋がります。

 

つまり、

例えばインサイドで・長い距離を・強いボールで・精度高く、蹴れるようになれば

短い距離はより簡単に蹴れるようになります。

 

これはビリヤードと同じで

ビリヤード台の端っこから手玉を打って、反対端にある的玉を当てられる人は、それより短い距離も絶対に当てられるはずです。

逆にこれを当てられる確率(精度)が低い人は、距離が短くなっても同じように確率が低いはずです。

 

この時に重要なのがボールを蹴る「パワー」です。

言い換えると、自身が飛ばせるボールの飛距離やボールスピードです。

 

これは最も飛ばせる面、例えばインステップのボールスピードだけを見るのではなく、インサイドやインフロントなど、各部位別で見るべきで、

これが大きい、強い人は、距離が短くなるとよりパワーを使わない感覚でボールを扱えるという事です。

 

つまり、ボールを蹴る感覚から、ボールを触るだけの感覚で短い距離を蹴れるようになる。

こうなるほど「蹴る」という緊張がどんどん減っていきます、これが脱力に繋がります。

 

トラップが上手くいかない人というのは「蹴る」感覚が残っているのです。

ボールの性質を考えれば、速いボールほど衝突を避けないとボールは止まりません。

ですがトラップが上手くいかない人は緊張を解けないので、衝突してしまいタッチが大きくなってしまいます。

 

この衝突を減らすには、ボールか自分か、どちらかが「柔らかくなる」しかありません。

「ボールを飛ばす強さの最大値を高めておく」ことで、逆に弱さ(柔らかさ)もわかってくると私は思います。

 

トラップは、言い換えれば最短距離のキックになります。

 

最短距離なので、最も「触るだけ」の感覚でできるキックだという事です。

これの何が良いかといいますと、

ボールを触るだけの感覚になるほど、ボールのどこを触るかだけに集中できるのです。

逆に言うと、ボールに対して「蹴る」という動作を伴うほど、ボールのどの辺りを捉えるか、事前に決めた位置を触る事が難しくなり精度が落ちます。

 

すごくざっくりいいますと

ピッチャーが投げたボールを

・バットを振って当てるか

・バントするか

くらいの違いがあります。

 

野球は遠くへ飛ばす必要があるのでバットを振りますが、

トラップは基本的に自分の元に置ければいいのでバントできればいいのです。

 

バットにボールが当たるかどうか、そこだけを見れば、バントが優位なのは明らかですよね、触るだけにできる状態が良いというのはこういう事になります。

 

これは

ドリブルタッチがかたい(蹴る感覚が含まれている)

⇒柔らかくタッチしましょう(上手くなってくると蹴る必要がないことがわかる、蹴る感覚が減ってくる)

と同じですね。

 

という事でこれは私自身の体験談というか感覚の話でした。

参考になるかはわかりませんが、、

(小話といいつつ長なってもたー😵)

 

ではまた、次回に👍

 

サッカー選手の能力はどこまで数値化されるのか。

domo-

kitamu-desu!笑

 

という事で今回は小話を少し。

 

連日、大谷選手、山本選手が加入したドジャースのニュースが報道されています。

YouTubeにもファンの方が撮影したキャンプの動画が上がってますね。

 

個人的に、山本選手のやり投げに見入るメジャーリーガーの姿が映った動画が最高でした笑

 

そんな野球界ですが、近年はメジャー・NPBも含めて「能力の数値化」がすごいなぁと感じます。

私も子供の頃はパワプロをやってましたが、その比じゃないですね😲

 

投手であれば

ボールの回転数・回転軸・ジャイロ成分・初速・終速

であったり、

体のメカニックになれば

肩や肘の角度が何度であるとか、軸足の踏み出し方など、

そういった部分も分析されるようですね。

(あまり詳しくないですが汗)

 

こういった数値は防御率・勝率・打率・本塁打数など「結果の数字」とは違い、

選手の「能力」のデータです。

こういった能力が数値化される事で、選手の調子の管理であったり育成方針なども明確になるのだと思います。

 

また、新しく獲得する選手がどれくらい活躍するのか、

そういったものが「選手を獲得する前にある程度予想できる」そうです。

 

山本選手も、彼の「結果のデータ」つまり、NPBでの実績がどれだけ凄かったかよりも、彼の「ピッチングデータ」がどうなのかを評価されたのだと思います。

 

どうったボールを投げるのか、ボールの質の良し悪しをデータ化して数字で見ることができるので、スカウトも確信を持って獲得に踏み切る事ができます。

 

一方でサッカーにおいても

デュエル勝率・空中戦・ドリブル突破率など「結果の数字」は選手の能力を計る一つの指標として見られるようになりました。

 

ただ、野球と違って能力の数値化という部分は非常に難しいのがサッカーだと思います。

最近はスプリントに関するデータはサッカー選手の「能力の数値化」に繋がるデータになってきていると感じます。

例えば

スプリント最高時速・スプリント回数などですね。

 

ただ野球の場合、例えば

・最速160㎞/hのボールを投げる

・スイングスピードが何㎞/h

という数字はどこの国、どのリーグでプレーしているか関係なく「絶対的な能力数値」です。

 

ですがサッカーでは時速35㎞/hのスプリントができるとして

・それがドリブル突破に繋がっているのか

・それがカウンター時の攻撃阻止に繋がっているのか

足の速さは関係ないとはいいませんが、それ以外の要素の影響も大きいのがサッカーです。

ですので、

「そもそも、能力の数値化をしてもそれが個人の結果との関連性が薄い」

というのが野球の能力数値との大きな違いだと感じます。

 

これは野球でも、160㎞/h投げるから良い選手であるとは限りません。

ただ結果とのリンクでいえば、野球の方が、個人の能力と結果との結びつきが強いスポーツであると思います。

 

では、サッカーは何を数値化するべきなのか。。

何を数値化すれば、選手の能力をはかれるのか。。

 

難しいですねというお話です(結論なしかい!(^^;)

 

という事で今回はこのへんで。

ではまた、次回に🫡

筋肉つけると重くなる or ならん的な話/その❸

どもー。きたむーです🫡

というわけで「筋肉つけると重くなるんか、ならんのか」

どっちなんだい!

、、、笑

 

ラストその❸です。

さっそく行きましょう。

前回↓

ktmcho11.hatenablog.com

 

 

✅すべての選手に「重さ」が必要ではない

※前回より

▶筋トレ(主にウェイトトレーニング)を積極的に取り入れている選手を

「PP/ポジティブ・プレイヤー」

▶筋トレを積極的には行わない選手を

「NP/ネガティブ・プレイヤー」

という棲み分けで表記しておりますので、こちらを前提としてお話させていただきます。

NP選手の特徴

►選手生命を脅かす大怪我をしていない(怪我が少ない)

►調子の波が小さく、シーズンを通して安定して活躍している

►スピード(走力)のある選手が多い

 

❶体の重さの許容ライン

昨今、SNSやメディア等の発信を見ていると、筋肉をつけて重くなるとスピードが失われるという論は、今の時代古いというのを見かけます。

体重が増えても、正しくトレーニングすればスピードやキレは落ちないという論調の方が多数を占めている感じですね。 

 

前回【その❷・スピードとの因果関係】でも言及しましたが、

だいたいの場合、体が重くなる⇒スピードが落ちるという話は根拠がないと言われます。

ですので、現代のアスリートの多くは筋肉をつけてパフォーマンスアップしている選手が多数派でしょう。 

 

ただ究極を言ってしまうと、それならスポーツ選手は皆ボディビルダーの領域まで筋肉をつければいいわけです。

ですが実際はどのスポーツのアスリートも、筋トレはすれどビルダーのような筋肉量を持つ所までは「やらない」わけです。

ですのでどんなアスリートも、その競技に合わせて「許容できる重さ」が必ずあるはずです。

つまり体を動かすという動作には「筋肉をつけすぎて体が重くなるという境界線が存在する」という事です。

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筋肉つけると重くなる or ならん的な話/その❷

どもー、きたむーです🙂

 

という事でさっそく前回からの続きにいきたいと思います。

前回❶↓

ktmcho11.hatenablog.com

 

目次

 

✅NPとスピードの因果関係

※前回より

▶筋トレ(主にウェイトトレーニング)を積極的に取り入れている選手を

「PP/ポジティブ・プレイヤー」

▶筋トレを積極的には行わない選手を

「NP/ネガティブ・プレイヤー」

という棲み分けで表記しておりますので、こちらを前提としてお話させていただきます。

NP選手の特徴

►選手生命を脅かす大怪我をしていない(怪我が少ない)

►調子の波が小さく、シーズンを通して安定して活躍している

►スピード(走力)のある選手が多い

 

❶スピードタイプこそスピードに敏感

今回は、NPはスピード系の選手が多いという観点です。

私は前回その❶で、NPは体が重くなる事と怪我のしやすさを結び付けていないと述べました。

対してスピードに関しては、古橋選手も伊東選手も体が重くなるとキレやスピードが落ちるといったコメントをしています。

つまり、体の重さはスピードに影響すると捉えており、そこに因果関係があると感じているようです。

 

ベルギー・ゲンク所属時の伊東選手のインタビュー動画↓

(筋トレに関するコメントは動画内8:50あたりからです)

【伊東純也選手登場!!】結果出すしかない。海外生活でのコミュニケーション方法は? - YouTube

YouTube:Football Assist 大津祐樹 酒井宏樹

 

フィジカルコーチとのエピソードは伊東選手らしさがありますね笑

 

伊東選手や古橋選手は「体が重くなる(筋肉をつけすぎる)=スピードが落ちる感覚がある」わけですが、スピードタイプほどスピードと体の重さに敏感なのだと思います。

なぜならスピードを武器としている選手ほどスピードが落ちると困るからです。

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