きたむーブログ⚽

サッカーと身体操作の話☆

メッシが怪我をしない理由

どもー

きたむーです🫡

 

というわけで今回はまずこちらをご覧ください

 


https://x.com/FOXSoccer/status/1765946833237377176?t=Nf9CmnG4e5Gslp_yV6Tr6w&s=09

 

MLSインテルマイアミに移籍したメッシですが

カップ戦での一コマです。

情報ではこの後もメッシはプレーを続行しフル出場したそうです。

 

この映像を見た時、まず

・内反捻挫

・膝の靭帯損傷

・最悪、脛骨の骨折

そういった怪我が想像されるプレーですよね。

少なくとも、内反捻挫はかなりの確率で起こるプレーだと思います。

 

私はこれがたまたまラッキーで助かったとは思いませんし、

他の選手であれば高い確率で怪我をしていたと考えます。

 

身体操作とかいうと専門家っぽくなってしまいますが、、

やはりメッシと他の選手で、体の使い方の違いがあるのは間違いありません。

 

メッシはプレーにおいて、他の選手とキレやボールを扱うプレーで差があるのと同時に、

怪我の有無・その確率においても、怪我をしにくい動作をしていると私は思っています。

 

今回のプレーではメッシが地面に足を踏み込んだ後、敵の足がメッシのすね辺りを直撃しています。

 

これを別のシチュエーションで言い換えますと

『木の枝(今回のメッシの足)を地面に刺して、足(敵の足)で踏みこんで木の枝を折る』場合と同じです。

 

こう言い換えると、どれだけヤバいシチュエーションなのかおわかりいただけると思います😅

 

スポーツにおいて

▶強い力を地面に加える

▶力強い踏み込み

というのはパフォーマンスを上げる重要な身体操作となります。

 

・ジャンプする際に一瞬縮むタメの動き

・走り出す一歩目の踏ん張り

・競り合いに勝つための踏ん張り

こういった踏ん張りが強さを引き出します。

ですが同時に、上記で述べた「木の枝」を強く地面に突き刺す事でもあるのです。

 

今回のメッシのシチュエーションにおいて

こういった「強い踏み込み ⇒ 強い動作」でリンクしている選手は、

木の枝を地面に強くぶっ刺す事になります。

 

ですのでとっさにタックルを食らった場合、地面から木の枝(自身の足)が抜けずに、敵の踏み込んだ足に枝を折られる可能性が高くなります。

 

ではどうすれば枝を折られないかといいますと、

枝を折ろうとして踏み込み「ミシっ、ミシっ」と枝が折れる前に、

枝自体が地面から抜けてしまえばいいのです。

 

木の枝が地面から抜けてしまえば、枝を折ろうと踏み込んだ足も「すかっ」で終わってしまいますよね。

 

つまり、怪我をするかどうかは、0コンマ何秒の反応で地面から木の枝を抜けるかにかかっています。

ですが「強く踏み込む ⇒ 強く速い動作を起こす」事が染みついている人は、

最後まで足を地面から抜くことができません。

 

「ミシっ、ミシっ」と靭帯や骨が音を立てていても、強く踏ん張る=枝を強く地面に刺すことが解除できないので、そのまま靭帯や骨を痛めてしまうのです。

 

メッシもアルゼンチン人らしく筋肉はありますし、ごついですよね。

ですが彼のキレ・速さの理由は優れた筋力発揮から来ているのではないというのが私の考えです。

 

筋力発揮による重心コントロールではなく、

重心によって重心をコントロールする・動作をすることが上手い選手は

「地面に体重を置かないまま動ける事に慣れている」という事になります。

 

長くなるので重心の話は割愛しますが、

筋力発揮で重心を動かすのではなく、

そもそも重心(自身の体重)を地面に置かないで移動をしている事が重要です。

 

これは、筋力で重心を運ぶ動作ではできません。

なぜなら筋力発揮の際に必ず地面に体重を置く(踏ん張る)事になるからです。

 

ですので逆に重心を地面に置かずに動作をする人は、

それだけ「木の枝が折られる可能性が下がる」という事になります。

 

これは重心が高いという事ではなく、体重を地面にあずけない動作が習慣化・常態化されているという事です。

 

体重を地面に置かないことが常態化されていれば、枝を折られるシチュエーションに遭遇しても、今回のメッシのように「体が自動で空振りに終わらせてくれる」のです。

 

つまり、一定の力がかかってくると、枝自体が滑って勝手に地面から抜けてくれるという事です。

ですから怪我をしない選手というのは「怪我をしない練習」とか「怪我をしない動作」とか、私ははっきりいって関係ないと思っています😅

 

滑っていくときの形(姿勢・動き)はその時々で変わります。

ですのでこの時の形を獲得しようとしたり、身につける意味はありません。

大事なのは、折れそう・ちぎれそうなシチュエーションに遭遇した時に「勝手に滑ってくれる・抜けてくれる」体であることなのです。

 

というわけで、

今回は怪我についてのお話でした。

急ぎ足で書いたのでわかりづらかったかもしれません、、(^^;

 

ではまた、次回に👍