どもー。
きたむーです!👍️
今日は前回に引き続き、デンベレ・アナリシスです。
まぁ簡単に言うと、デンベレのプレースタイルを紐解き、バルサでフィットするにはどうするかみたいな事です(雑なまとめ~笑)
前回↓
🔵目次🔵
サイドと中央の違い
前回お話したキックフェイントや両足でシュートが打てるというのは
当然ですがサイドラインよりも中央のゴールに近い所でやった方が敵としては嫌な訳です。
もちろんチームとしてはサイドアタッカーとしてサイドを突破してくれるドリブルは魅力だと思いますが、
サイドであれば両利きである事のアドバンテージは失われ、ただ利き足が切り替わった選手になるだけなのです。
彼の両利きの才能は
『サイドで1対1を抜くためのスキル』として使うよりも、
ゴール前で困難な状況でボールを受けたとしても、それをかいくぐって『シュートを打つ事に持っていけるスキル』として使う方が、両足を扱える優位性をより発揮できるというのが私の考えです。
以下はデンベレが中央寄りのポジションでプレーしていたセビージャ戦の映像です↓
Ousmane Dembele vs Sevilla Fc - YouTube
CFとしてポストプレーなど完璧な出来ではありませんが、裏への抜け出しからゴールを奪って結果を残しています。
そしてこちらもCF起用かは分かりませんが、中央でプレーしているパリ・サンジェルマン戦です↓
Ousmane Dembélé Vs PSG (AWAY) | 2021 1080i HD - YouTube
個人的にはパリ戦の方が真ん中でプレーする効果が出ていると感じますね。
シュートを打てるポジションで
中央での起用とサイドアタッカー起用との決定的な違いは、
中央でプレーする事で味方のスルーパスを引き出し、裏への抜け出しから一発でシュートチャンスまで持っていける点です。
サイドであればたとえDFを抜いたとしても、シュートの角度がない or シュートまで遠い事が多々あります。
それは仕方のない事で、サイドはそもそもクロスを上げる仕事が前提にあります。
カットインするにしても、いくらカットインからのシュートが強烈でも、中へ運んでシュートを打てる形に持っていくだけでも大変です。
※あえて反面教師として例を挙げさせてもらいますが😅
コウチーニョはカットイン(45度角からの)シュートが対策されすぎて、
バルサではリバプール時代のようなカットインシュートをほとんど打たせてもらえていません。
彼は自分の得意な角度に『自分1人で持っていって作り出す』以外の術を持っておらず、それによりバルサでは苦戦している印象を受けます。
対してメッシなんかは、ドリブルが詰まった場合はポンと壁パスを当てて、味方との連携でサイドからダイアゴナルに進入し、
最終的に45度角や中央の位置から巻いたシュートを打ちます。
(パリでの初ゴールもまさにこの形でしたね!)
ですので、デンベレには始めから中央のエリアで、ある意味(両利きによる)人の倍のシュート角度を持つ状態でプレーした方がサイドよりも個性を生かせると私は思っています。
上記のパリ戦なんかは、裏への一発の抜け出しからそのままシュートチャンスを迎えられています。
スペースがないのでドリブルに固執する事もなく、プレーもシンプルであり、
裏へ抜け出した際のキックフェイントも効果抜群です。
同胞と同じレベルに
ドリブルが得意で圧倒的なスピードがあるというデンベレと同じ特徴を持ちながらも『ストライカー』としての地位を確立している選手がいます。
それが皆さんもご存じ、パリ・サンジェルマンのムバッペです。
彼はパリにおいてDFラインの裏を取るスタイルで得点を量産しています。
これにより、単独のドリブル突破よりも効率的にスピードを生かし、フィニッシュのチャンスを多く作り出しています。
ムバッペもサイドでドリブル突破などをする事がありますが、
いざという場面では、必ず中寄りのポジションからDFラインの裏を取ってきます。
それはクロスを上げるためではなく『シュートを打つために裏を取っている』からです。
ここがデンベレとの決定的な違いであり、
ムバッペがストライカーとしての地位を確立している差なのだと私は思います。
両者ともにスピードでゴリゴリに突破するスタイルが強みの1つですが、
得点数の差が開いて表れるのは、デンベレとムバッペに与えられた役割の違いからきています。
デンベレがサイドで起用される以上、ムバッペのようにシュートを打つためのラインブレイクの動きは多くできません。
私としてはデンベレにも『点を取る役割』が与えられれば、ムバッペと同じレベルの仕事ができると思っていますし、
その能力とポテンシャルは十分にあると信じております😄
という事で、以上、
私の独断と偏見のデンベレ・アナリシスでした🙂
メッシがいないチームへ
私はデンベレに期待していますが、
バルサの今シーズンの不調は簡単には抜け出せないでしょう。
このような状況では、まずは攻撃陣のタレントが個で輝ける状況を作るのが先決だと私は思います。
デパイでもファティでも、個で打開するポテンシャルは十分にあります。
そこで誰か点を取る選手が出てきたら、そこを軸として連携で点を取る形も生まれてくるものだと思います。
今はシステムも3バックにしたり4バックにしたりとブレブレですが、
メッシのような軸となる選手が現れる事で、その選手が輝けるように合わせたシステムが固定されていくはずです。
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私がバルサを見始めたのは暗黒時代と言われた1998年頃のバルサでした。
その後、ロナウジーニョが来てようやくヨーロッパのトップクラブまで戻ったと思います。
ロナウジーニョが去った以降もティキ・タカやMSNという、楽しくて奇跡のようなサッカーを見せてもらいました。
今度はメッシが去り、次の新しいバルサになるまではやはり時間が必要です。
『メッシがいない強いバルサ』を作るのはちょー大変な仕事だと思います。笑
バルサファンとしてはここが踏ん張り所ですね!😤
という事で長くなりましたが、
また次回に➡️👍