きたむーブログ⚽

サッカーと身体操作の話☆

サッカーにおけるストップ動作①(クリロナターン考察)

どもー。

きたむーです(^^)

 

今日はサッカーにおけるストップ動作の話を。

今回も「筋力以外の部分で、パワーをどうやって作るか」という私なりの価値観の動作考察をしていきたいと思います。

 

ウェイトや体幹など筋力強化の批判ではなく「そことは違う力も利用できればよりパフォーマンスが上がる」というスタンスですので、よければご覧ください(^^)

 

という事で、いきなり結論からいきますが、速く止まる能力・技術は、

『進んでいる方向と反対方向に自分の体重を傾ける』

という事です。

もちろん、これだけだとなんのこっちゃ??だと思いますので^^;

これから詳しくご説明したいと思います。


 

一流選手は「止まる能力」も一流

ストップ動作を説明するにあたって、わかりやすいのがクリスティアーノ・ロナウドのプレーです。

今回ご説明するプレーは「2:55~」あたりからです。

 

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このプレーは、ロナウドは軸足を浮かしてチョップ的なタッチで使うことが多く、

ロナウドターンとかクリロナチョップとも呼ばれていますね。

 

ロナウドターンは、ロナウドの代名詞的なプレーですが、この切り返しからシュートを決めるのを皆さんも数多く見てきたのではないでしょうか。

 

20代前半、マンチェスター・Uに所属していた頃のロナウドは、トップスピードからこの切り返しを多用していました。

キレが良いため、このタッチでDFを剥がしてシュートまで持ち込んでいました。

 

スピードがある選手ほど高い速度を出すわけで、それに対してブレーキ能力が平凡だと、切り返しでかわすことができません。

スピードがあってキレもある選手というのは、それだけブレーキ力も高いことになり、ストップ能力は大事な能力だといえます。

 

DFからすれば、切り返しがくるとわかっていても、トップスピードで直進している相手に置いていかれないように自分もスピードを出さなければいけない。

DFにスピードを出させるほど、自身のストップ能力が優位性を発揮し「分かっていてもマークを剥がされる」という事に繋がります。

 

 

ブレーキがかかる姿勢とは?

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ストップをかける際に、腿の前の筋肉(大腿四頭筋)や内転筋、お尻など、主に下半身の筋肉を使います。

これらのほとんど、というかすべてが、足を地面に着いている際に発揮されます

足が空中にある時に足に力を入れてもブレーキはかからないですからね^^;

 

なんですが、、

このロナウドターンだったり、キレのある選手ほど、足を地面に着いていない時にブレーキをかけています

いつ切り返すか分からない、キレが良いといった選手は、通常の選手がブレーキをかける動作=「足を着いて踏ん張る動作」以外でブレーキをかけて、多方向への始動・切り返し動作を速くできるため、DFをかわすプレーができます。

 

ではその、足が地面から浮いている時でもブレーキがかかる動作とは何か。

それがロナウドターンのタッチの瞬間の姿勢なのです。

これをざっくり言うと『反復横跳びの姿勢』という事になります。

 

あれ?反復横跳びって地面に足着いてんじゃん?

ってツッコミを受けるかと思いますが^^;

 

反復横跳びの姿勢こそ、地面に足を着いていない局面、足を着いている局面、どちらの局面でもブレーキをかけ続けている姿勢、という事になります。

 

②に続きます・・・⬇

 

ではまた、次回に☆